夫の実家、そっぽ向かれるよりうんと

月が替わってしまう前に6月のあらすじ。昔話、お出かけ、よさこい以外。

まず職場。この夏、定年退職者が出るのに先立ち、新人ふたりが入ってきた。ひとり辞めるのに、ふたり採用。ということは、シフト変更必至。この時とばかりに、日曜出勤の返上を打診。

というのは、それぞれ半年、1年の育休を終えたウチの息子と嫁、どちらも毎度日曜に休める仕事ではなく、月に何度かはふたりともが日曜出勤なんてこともある。保育園も休みのそんな時、ではキン坊の世話は誰がするんだという話。徒歩10分圏内に住む祖父母の仕事であろう。

祖母はしかし、これまで内緒にしてきたが実は経過観察中の病気持ち。終日ひとりで孫の世話を任されるのは、本人も配偶者も不安っちゃ不安。たいして役に立たずとも、そばに祖父がいるに越したことはない。他人事のように言うてますが、祖父というのはぼくのことな。

というわけで、ぼくの勤務は週4日から再び3日へ。その分、1日あたりの時間はちょこっと増えて、週トータルでの勤務時間に大きな差はない。週3日勤務だろうと5日勤務だろうと、だいたいそういうことになっている。某駐輪場勤務の真実。

そして息子夫婦について。社宅の家賃がかなりの幅で上がることになったので、家を建ててそこを出る計画を早めることにしたそうだ。と他人事のように言うてますが、家を建てるというその場所は今まさにぼくが住んでいるところで、これをば解体新築、同居しようやないかという話。

レミさんは本当にそれでいいのかと質したところ、早く話を進めろとせっついているのは自分だとのこと。むしろ同居したいのだと。ホンマでっか。正味のところ。はっはー。ぼく、裸でうろうろしまっせ。屁もようこきまっせ。だいじょぶでっか。漫才師みたいでっしゃろ。

最後にキン坊。これがまー、最近ケラケラ動き回ることはなはだしく、床が涎だらけになるのはともかく、物が多すぎて危険な我が家では片時も目が離せない。だいたい週2ペースでウチに連れて来られて、その親も「オレら、実家に行きすぎじゃね?」などと話し合っているんだとか。

ふたりして休日ならばいざ知らず、ひとりでキン坊を見ねばならない日は、どうにも煮詰まるというか持て余すというか、息子もレミさんもそれぞれがウチを訪ねてやって来る。その日になって言われることもあれば、数日前から予定されていることもある。

おちおち昼寝もできず、ジムに行く気も失せるが、それはうれしい悲鳴というやつで、そろそろ顔出しとかなくちゃと重い腰を上げられるよりはよき。夫の実家になんぞ近寄りたくもないわとそっぽ向かれるよりうんとよき。

1970年のこんにちは

万博つったら、そりゃもう70年の大阪万博でしょうとぼくら世代は思うわけだが、当時中2だったぼくには、この一大イベントの記憶があ...