もうこれ以上はだませない

1年あまり、パソコンをだましだまし使ってきた。
ビデオ信号が切れたとかいって、画面が真っ暗になってしまうのだ。毎回こうだとさっさと修理に出すか、買い換えるかするのだが、すんなり使えてしまう日もあるので、ついついだましだまし使ってしまうのだ。

原因は電源ユニットの不具合ではないかと思っている。十分な電気がグラフィックカードに供給されなくなっている。以前修理に出したパソコンも、電源ユニットとグラフィックカードが交換されて戻ってきた。今使っているのも、同じ工房で組み立ててもらったパソコンなのだ。

とはいえ、この10月でWindows10のサポートが終了するというなか、11へのバージョンアップ不可の旧マシンを修理してまで使うのは正解だろうか。じゃない気がする。大いにする。修理よりかは新規購入。

というような気になったのは、だましだまし使うにもとうとう限界がやってきて、まー、とにかくビデオ信号が途切れるのだ。起動画面にさえたどり着けない。これはもう、次に運よく動いたすきにニューマシンを注文するしかない。その一手。

だもんで、あれこれ悩んでいる暇はない。というか、これまでと同等のBTOパソコンを今依頼しようと思ったら、軽く30万をオーバーしてしまうことに気がついた。ないのは暇ではなくて金。ぼくは現在、カメラの家庭内ローンを抱えているのだ。その返済も終わっていないのに、新たにパソコンに30万、どうかしたら40万はかけられない。

なので、今回はBTOではなく出来合いのものですませることにした。涙は少し呑んだかもしれない。それでも今やメーカーものでもCPUはなに、容量はいくらとか、いろいろ選べたりはするのな。なんだかんだで20万オーバー。しかし、旧パソコンが何度もこける姿をマダムも見ている。愛があるから許された。

思えば、初めて手にしたパソコンはNECの98ノート、MS-DOSは3.3。「ASAHIパソコン」とか「EYE-COM」とか「Oh! PC」とか、むさぼるように読んでいた。次もノートでEPSON製、Windowsは3.1。3台目にして初めてのデスクトップはIBM、Windowsは95。次がMDプレイヤー付き、SONYのVAIO。うーん、徒花。で、その後がサイコムのBTOマシンを2台続けて。とすると、次は7台目。もしかすると生涯最後の1台。

そんなマシンが今日届く。
2台続けたサイコムではなく、最初に戻ってNECというのが、ちょっとアレだ。
アレがなにかとは、ここでは言うまい。