WEB上で日記を書く。
と一口にいっても、そのプラットフォームはさまざまだ。
見よう見まねでホームページを作ったばかりの頃、ぼくはつたないHTMLとCSSで日記ページを自作していた。使い勝手も見栄えも、当然ながら悪かった。
ほどなく日記サイトの存在を知る。なんだ、そういうのがちゃんとあるんじゃん。気に入ったデザインを選んだら、後は書くだけ。ファイルの移動だのアップロードだのリンクだの、気にする必要はもうない。楽ちん、快適。カスタマイズだってできる。しばらく使った。複数使った。日記用と写真用。
やがて、これにブログが取って代わる。その波にぼくも乗った。
無料で始めたホームページだったが、長く続けていけそうだと思ったときに、有料サーバーをレンタルしていた。そのサーバー会社が新たにブログサービスを提供し始めたのだ。日記も写真もそちらに移した。
さらに数年たつと、ネットの世界のこれは常、そのブログも古びてきた。アップデートされる気配もなく、使い続けるのがためらわれるほどだった。そこで、面倒なことこの上ないが、WordPressを利用することにした。写真ブログの方は記事が大量だったのでひとまずおいて、日記だけをせっせと移した。そして今に至る。
このように何度かプラットフォームに変化はあるものの、一貫してぼくにはネットに居場所があった。なので、ミクシィに誘われても、そこで新たに始めることはほぼなかった。ツイッターもしかり。フェイスブックはさらに居心地が悪かった。
しかしそれもこれも、すでに居場所があったからのことであって、そうでなければどれも新鮮でやること満載だったろうとは思う。例外はインスタグラムで、ここは撮りためた猫写真の発表の場とした。世界の人々と交流できたのはとても楽しかった。望まぬおすすめと広告の多さに、近年は辟易しているのだが。
とかいいながらつい最近、ごくまれに覗くだけだったツイッター改めXに投稿なんぞし始めた。つぶやく趣味はない。ではなにをしたかというと、写真を上げた。猫写真を上げる場は他にあるので、こちらはよさこい。それ専用にしようかと思っている。
ところで、4月11日にぼくは、「出雲大社相模分祠はちょっと遠いか」と書いている。これはなんのことだったかというと、週末にそこで「よさこいご縁まつり」という催しがあり、大いに行きたかったのだった。特に初日は行っておくべきだったと後悔している。それほど今のぼくの頭の中はよさこいでいっぱいになっている。
というわけで、次は5月の北條五代祭りだ。あちこちで同時多発に行われるパフォーマンスのひとつに、えっさホイおどりがある。それが過ぎたら、今度は湘南よさこい祭り。それに備えて、日曜日の勤務も交代してもらった。よさこいのなにがそんなにぼくを夢中にさせているのだろうか。
というか、今回はネットの居場所とかWEB日記の話ではなかったのか。
なんでよさこいで終わろうとしているのか。
さらに続きがあるんだかないんだかもよくわからん。