眠りにつくまでの数分間に、寝床の中でふと思ったのだった。このブログのタイトルに「もはや」が付いていたらどうだったろうかと。どうだもなにも、そんな副詞はついていない。なにを考えようというのかね。
しかし「もはやこれまでのあらすじ」。ちょっとそそるタイトルではある。借金カテゴリーとかギャンブル日記などふさわしいかもしれない。負けがこんで「もはやこれまで」と言いつつ、たまに勝つと「〇〇なんて簡単」、「勝ち方わかった」とうそぶき、どこからかお金を引っ張ってきては「フォロワーが貸してくれた」などと言う。なんだそれは。
と、そこまで考えて眠りに落ちた。カフェインレスコーヒーを飲むようになってから、寝つきがずいぶんよくなった。近頃のカフェインレスは、黙って出されたらぼくにはそうとは気づけない。まー、コナだのグアテマラだのと言っても、ぼくの舌には信頼性がたいしてない。貧乏舌ともいう。
貧乏舌とはいうが、一方でしかし、貧乏耳というと耳の形をいうもので、音楽から与えられる感動の度合いに対して使うものではない。ないのだが、ぼくは音楽については大いに語りたい方なので、貧乏耳ということばがそうした意味合いで機能しないのは少し不便な気もする。
ところで先日、レミさんがキン坊を連れてぼくの職場に現れた。駐輪場に。ほど近い芝生のある広場でキン坊を歩かせた後、顔を見せに来てくれたのだ。や。なんともうれしい訪問であることよ。ひとり勤務だし暇だし、受付前でしばし語らう。
途中、顔見知りのお客さんが戻ってきたので「おかえりなさい」と迎えると、それを見たレミさんはとても楽しそうに笑っていた。彼女はこの後、ぼくん家へと向かったのだが、そこで妻に「おとうさん、楽しそうに仕事してました」と報告したそうな。いや、それはきみたちが傍にいたからだで。はは。
うれし楽しの出来事、もうひとつ。駐輪場の定期契約者、高2のミウさんからの冷たい飲み物と塩飴の差入れ。彼女はバレンタインにもチョコをくれたし、なんというか、なんつうか。言葉がない。利用者からの差入れは時々あるが、彼女は断トツの最年少。つうか、そんな高校生見たことない。
差入れいうたら、そんなんしてくれるの大概おばちゃんですわ。なぜか急に関西弁。まー、だいたい大福餅とか菓子パンとかくれますわな。果物ようけもうた時は、こんなんどないして分けんねんと悩んだりもしましたが。あとは、せいぜいアラサー。まったく、あんな気ぃつこてくれる高校生見たことない。はは。
そんなこんなで、めったやたらと暑いけれども、けっこう楽しく働いてま。
この「ま」での終わり方で思い出されるのは、京阪電車の車内広告で見た枚方パークの宣伝。プールで岡田准一が言っていた。ような気がする。「わいを育てたプールでおま」。