お花見は平日がええとか言うてる場合やない

去年行って楽しかった松田さくら祭りに、今年も行く気満々だった。
というような書き方をすると、結局行かなかったようにも思われる。
実際行ってきたのだから、この書き方はちょっとまずいんじゃないかという気もする。どうなのか。そこはこだわるところなのか。

ま、早くから行く気満々でいたのだが、今年は大いに開花が遅れ、いつ行く、いつになったら行ける、天気はどうなる、などとずいぶんやきもきさせられたということだ。前回書いたように変則勤務中。それとのかねあいもあって、連日「ううう」と唸っていた。そう唸らんでもよかろう。

いやさ、先週のぼくはといえば、火曜水曜は連休ながら見頃にはまだ早く、木金日月火と仕事。出かけるのなら、それ以降が望ましいと思っていた。ところが、一度開花し始めたらあれよあれよという間。しかも、週明けには大きく気温が下がって雨続き、雪のおそれもあるという。だったらもう、土曜日に行くしかない。ワシは平日がええとか言うてる場合やない。

というわけでその土曜日、折りしも足柄上郡松田町の桜は満開の日を迎えた。覚悟はしていたが、えらい人出。中国語でも韓国語でもないアジア言語の洪水。思うにタイ語か。抹茶ソフトでも食べていたならまちがいないと思うのだが。単純か。ベトナム語かもしれない。まー、その周辺の人たちかと。皆、楽しそうでよろし。ワタシらの目にも楽し。ちょっといやらし。

ここは屋台やキッチンカーも楽しみのひとつなのだが、今回食したのは焼きそば、お好み焼き、大判焼き、からあげ、ソフトクリーム。さらに地元に戻って甘味屋。夜になって妻は食べ過ぎた、太ったと騒いでいたが、ぼくは朝から300グラム増えただけだった。なので、土産に買った大福もラスクもみかんもばくばく食う。それでも翌日、さらに700減っていた。代謝よき。

そして、去年も言ったが、今年も最後に同じことを言う。ミニSL、勾配のある1キロあまりを20分かけて走るそれの、乗客はなぜ大人ばかりなのか。もっとチビッ子を乗せてやろうず。と、ここは「スウィング・ガールズ」を思い出してほしいところである。なんなんだず。