予定していなかったけれど急遽、おそらく今年最後のお花見に行ってきたので、先にそちらをやっつけておく。
今回の行き先は鎌倉、段葛。
このところ出歩くことが続いており、ちょっと面倒な気もあって直前まで、というか当日出がけになってなお、置石も八十小路も休業日だと思い出し、やっぱりやめておこうかどうしよかとぐじぐじ考え込む始末。
ええい、行っちゃれと思いきるまでしばし。置石も八十小路もすぐまた行ける。けれど桜は待ってくれない。この日を逃したら仕事だの、天気崩れたりだの、平日じゃないだので不都合。行かなきゃ行かないで、あとあと後悔すること必至。うだうだ言うてないで、行くしかないやん。
というわけで結果。大正解。行ってよかった。きれかった。
空には雲ひとつなく、上着いらずの暖かさ。駅周辺こそごった返しているものの、そこは平日午前中、満開の段葛には隙間もでき、しばしば立ち止まること可能。土日だとこうはいかんぜ。
今や鶴岡八幡宮とは、孫の誕生前も誕生後にもご祈祷していただいたご縁。あだやおろそかにしてはなるまいぞ。妻がお参りしている間、石段上から段葛を見下ろすも、鳥居の下を流れるピンクの河を撮るのは超望遠レンズでないと無理。あいや、この日は広角しか付けておらなんだ。代わりに源平池でそれぞれぱしゃり。
帰りは何年ぶりかの江ノ電。由比ガ浜で途中下車して、一丁焼きのたい焼きを食す。フードコートで売られているような養殖物のたい焼きは、いただけばよろこんで食べもするが、自分でお金を払って買うのなら天然物しかありえない。由比ガ浜にもそれがあると知って寄ってみた。
そのまま大通りを長谷まで歩く。長谷まで行きながら、高徳院にも長谷寺にも寄らずに駅へと進む。もう何度行ったかわからないほど行ってるし。大仏様とか台湾リスとか、見飽きるほどに見ているし。気分は鎌倉常連客。
満員だった江ノ電は、江ノ島を過ぎるとガッラガラ。終点藤沢まですっかり日常。いやー、久しぶりに外国人をたくさん見た。って、まるで田舎者のような感慨を抱き無事帰宅。次はどこへ行こうかと、もう考えていたりする。とはいっても、いや、しかし、出雲大社相模分祠はちょっと遠いか。