嵐電とパステルの日

その日の出来事をその日のうちに書くということができないぼくが、
今日は頑張って昨日のことを書いてみる。
すなわち7月15日、月曜日。ぼかぁ、横浜まで映画を観に行った。

戸塚からブルーラインに乗り換えて阪東橋。京急だったら黄金町。
ジャック&ベティという変わった名のミニシアターが目的地。

今回の作品は「嵐電」。京都、嵐山に向かって走るあの電車。
出演者のうち知った名前は井浦新ただひとり。

が、観るほどに読み方もわからなかった主演女優の大西礼芳から目が離せなくなってきた。
これで「あやか」と読むらしい。いや、無理。ルビ振って。
ともかく彼女がなんつうか、美しいのかそんなでもないのか、
おとなしいのか激しいのか、どうにだって化けそうで、実に女優だなーという感じ。
ちなみに、ぼくが好きな女優は旧ミムラとか蓮佛美沙子とかだったり。
満島ひかりや二階堂ふみを初めて見た時は唸ったが、もう見飽きた。
やっぱテレビよか映画でしょう。

「嵐電」は、しかし、一筋縄ではいかない映画だった。
時間と空間、生と死が、そこでは混沌としているようだった。
え、この人すでに死んでる人? などと途中で何度か思わされた。
デヴィッド・リンチ作品のわけのわからなさがふと頭をよぎったり。
「マルホランド・ドライブ」、難解ながらも引き込まれましたなー。

「キャプテン・マーベル」や「アベンジャーズ」だとかもぼくは観ているわけだが、
これらについて言及しようという気はまったくなくて、
なのに「嵐電」については触れずにはいられないというのは、
それだけ後を引く映画、かなり印象深かったというべきだろう。

映画の後は、関内へと向かってイセザキモールをそぞろ歩く。
ひとりだとそそくさと最寄り駅へと取って返すのだが、今回はマダムも一緒。
文明堂の喫茶室でパステルなど食すのもお楽しみ。
パステル。どら焼きの皮というかなんつうか。焼きたてが実にうまい。
これについて語る人の多いこと

今回の嵐電写真は映画ではなく、数年前の京都旅行の際に撮ったもの。
しっかりマダムも写ってる。
自分で撮った写真しか使わないぞ、ワタシは。