楽し鎌倉駅前サーカス

多くの人はその日のうちに、後回しにしてもせいぜい翌日、
感動さめやらぬ間になにがしか書くのだろう。
1週間もたってからそれについて書こうとするぼくは怠慢だ。
それでも書こうとするのだから、その感動は半端なかったというか。
サーカスの話である。

4月から6月にかけての10週間、モノレール湘南深沢駅前にてサーカスが興行された。
横浜でも藤沢でも、まして川崎でもなく、鎌倉でというのがちょっといい。
それもJRや江ノ電に乗って行く鎌倉ではなく、モノレール沿線というのがまたいい。
しかも駅前。ホームに降りたら、大テントがもう見えている。徒歩1分にも満たない。

ゴールデンウィークに入ってすぐと6月の千秋楽に、そこへ二度行ったのだった。
初回はやや右手の指定席4列め。二度目は中央最前列。
といってもこの指定席の前にはプレジャーボックスというのが4列分あって、
指定席最前列は全体から見れば5列めという寸法。

が、空中ブランコなどを見上げることを思うとあまり前すぎるのも考えもの。
また前列中央はステージに引きずり出されてしまう恐れもあって、
そこはピエロならぬクラウンに目をつけられないよう身を固くしているしかない。

今回観たのは木下でもシルクドソレイユでもなく、ポップサーカス。
湘南公演を終えて、次は富山、郡山と回るらしい。追っかけたい気もちょっとする。
ぜひまた観たい。きっと観る。特にリボンアクロバット。これいい。これ好き。
生バンドが演奏する曲がまたよくてねぇ。ぐっときた。こみ上げた。

あと、ハラハラもののデスホイール、屈強なエチオピア人集団による人間トランポリン、
中学生かと見まがう小柄な中国雑伎少女たちのフットジャグリングなども楽しめた。
フィナーレで客席に降りてきた彼らとハイタッチできたことは素直にうれしかったし、
ビジュアル担当とでもいうべき金髪のお姉さんたちにもついニヤニヤしてしまった。
うう。最後はおっさんの感想ですな。

写真撮影は、フィナーレのみOK。浮かれてグッズも数点購入。
そして楽日最終公演後はスタッフ一同のお見送りあり。名残惜しくも得した気分。
リングマスター、クラウン、空中ブランコの女性。ありがと、みんな大好きだ。

後日談。
非売品グッズがメルカリに出品されているのを見つけて思わず購入。
どんだけポップサーカスにハマってるねんという話。
あとは写真集がほしいぞ。