結局、人と向き合うことになる

行く、逃げる、去るで、気づいた頃にはきっともう春。
なんて今から言うのはさすがに早すぎ。
しかし、ま、1月だけは確実に行こうとしている。
そして、毎度こんな時期にならないと日記を書こうとしないワタシ。

しかるに、ハングルによる3行日記というのを今年になって始めてしまった。
366日分の質問があり、それに答えていく形。
ただの日記や作文だと合っているのか間違っているのか自分ではわからないものだが、
先生が添削してくれるというのでいそいそと書いている。

「好きな色は?」
赤とか青とか。目が覚めるような鮮やかな色が好き。
でも、それらの色の服はもう自分には似合わない。

「生きていく上での信条は?」
そんなものが自分にあるのかないのかわからない。
ただ、明日の心配は今日しない。

そんなことをば、ずいぶんと正直に毎日ハングルで書いている。
と書いてしまうとなにやらぐっと上級クラス感が漂うが、
実は辞書や翻訳ソフトとにらめっこして、やっとの思いででっち上げていたりする。
それでもしないよりはましだろう、毎日やってりゃ身にも付くだろという思い。

「今日を表す3つのことばは?」なんて質問もあった。
今日に限らず、ぼくの頭の中には常にこの3つしかない。
すなわち、猫と韓国語と、あと妻だ。

添削を終えた先生からはこう言われた。
「よく眠れますよね?」
いや、睡眠についての作文はないんだが。
うーん、それは悩みがなさそうということか。
まー、人一倍寝ますけど。

話は変わるようでもあり、関連あるようでもあり。
ここ数年、ぼくはひしひし感じている。
猫でも写真でも語学でも、ひとりでちまちまやってりゃすみそうなものの、
結局どれもが人を相手にすることになるんだなぁと。
それってけっこう素敵なことでもあるなぁと。