語り草的2020年の始め方

除夜の鐘を聞きつつ夜間救急。
我が家の2020年はそんな始まり方をした。

腰の痛みをマダムが訴えたのは、暮れの旅行から戻ってからのことだった。
名古屋でずいぶん歩いたのが効いてきたのだろうと思っていた。
ところが数日後、今度は下腹部に鈍い痛みがあるというではないか。
実はぼくは経験者だ。職場から救急車で運ばれたことがある。ぴんときた。
これは尿管結石だ。

背中側にある臓器、腎臓にできた石が動き始めたのだ。
痛みが腹部へと移るのは、石が膀胱へと下っていくからだ。
ぼくは立っていられないほどの痛みに見舞われ七転八倒したものだが、
たまに鈍痛を訴えながらもマダムは家事をこなしていた。
我慢できない痛みではないし、結石などではないとマダムは思いたかったのだろう。

そんな中で迎えた大晦日。
この先、というか数日前から病院は休みだし、急な痛みに襲われたらどうしよう。
なによりこの夜の痛みはいつもよりちょっと強い。眠れないかもしれない。
そう思うと急に怖くなったらしく、ようやくマダムは病院へ行くことに同意した。
で、病院はというと、我が家からは徒歩2分。うちは大病院の裏に建っている。

診察の結果、案の定マダムは尿管結石だった。
石は小さく急を要す状態でもないので、痛み止めを処方されて経過観察。
歩くことあたわず救急車で運ばれる者もいれば、入院を余儀なくされる者もいる中で、
マダムのこの扱いは無罪放免に近い。
それですっかり痛みが消え、万事解決というわけではないが。

続きましては、映画の話。
今年はすでに3本観た。
韓国映画「エクストリーム・ジョブ」、これはもっとおもしろくできたはず。
せっかくイ・ハニを使ったのなら「デンジャラス・ビューティー」的展開があってもよかろう。
「ダウントン・アビー」、これは好きだ、大好きだ。ぐっときた。
メアリーとバイオレット贔屓のぼくにはちょっと至福の時間でもあった。
もいっちょ韓国映画「パラサイト」、これ、誰も幸せにならない。救いがない。
あと、パク・ソダムとキム・ゴウンはそっくりですな。

あと、今月は「キャッツ」とか「サイゴン・クチュール」とか観る予定。
気が向いたら「ラストレター」も観てしまうかもしれない。
あと、次回はジム通いについてなんか書くかも。
わざとやってます、「あと」連発。