ハ・ジウォンとハイタッチ

ハ・ジウォンって誰? などという人は相手にしない。
まぁ、黙って「奇皇后」でも見ておきなさいと言っておく。

その彼女のファンミーティングに行って来た。
ファンミーティングってなに? なんて人も相手にしない。

まー、とにかく韓国人女優ハ・ジウォンの、
1年ぶり3度めの日本でのファンミに、ぼくはマダムと行ってきた。

生バンドをバックに生歌というのがまずすごい。
知らない人のためにいっておくと、K-POPの連中はたいていカラオケをバックに歌っている。
というか、歌う真似をしている。「かぶせ」ならまだ良心的で、完全な口パクも少なくない。
これをぼくはインチキライブと呼んでいるが、だからといって楽しんでいないわけではけっしてない。

で、ハ・ジウォンのファンミは生バンドをバックにガチで歌うところから始まったのだが、
そんなことは少女時代だってしなかった。
それをば歌手でもないハ・ジウォンがやってしまう。
上手い歌では全然ないが、その心意気が見事である。

心意気といえば、全来場者とハイタッチというのがさらにすごい。
キャパ1800の新宿文化センター、来場者全員ですぜ。
よくぞ決心した。すごいっ。えらいっ。うれしっ。

まー、スタッフは大変だろう。むしろ迷惑つうか。
誘導とか、なにか無体なことする奴いないか目ぇ光らせたりとか。
そこまでしなくてもという思いもあったはず。
ハ・ジウォン本人がやりたかったのではないかと思うわけだ。

というわけで、スゴハセヨなどと言いながらぼくもハイタッチしてきたのだが、
あぁ、もう、こんな美しい人を間近にし、息の根が止まる思いであった。
初めてユナやジェシカを見た時も、この世の者とは思えずため息したものだが、
今回は近さが全然ちがう。手ぇ、触れてるんですから。ぐはっ。

これまでぼくは、好きな韓国人女優としてイ・ミンジョンだとかペ・ドゥナだとか、
あるいはイ・ウンジュだとかチョン・ジヒョンだとかを挙げてきたのだが、
これからはもうなんといってもイチ推しはハ・ジウォンだ。
韓国語で話しかけるとぱっと顔を輝かせて、ありがとうございますと笑ったハ・ジウォンだ。
オッパガワッタ。ジウォナ、サランヘ~。