舅殺しの嫁 vs チベット美女

写真とカメラの話は1回休み。
今回は、この1、2週間の出来事などざっと。

抱っこ紐で孫を抱えた嫁、レミちゃん(仮)が、息子(育休中)に買い物を頼んである間にと、ひとりでうちまでやって来る。あいにくぼくは仕事中。午後4時までの勤めだが、早退したい気持ちでいっぱいだ。とかいいながら、しっかりジムに寄って帰宅。当然、彼女も孫ももういない。いささか残念ではあるが、グランマと女同士で語りたいことだってあろう。

そのグランマ、ぼくから見れば妻ともマダムともいうが、彼女に誘われ、たまっていた小田急のポイントを使うため、藤沢は千疋屋フルーツパーラーへ。食後、階下にあるゲーセンのクレーンゲームの景品に、スイカゲームのあのスイカを見つけて挑戦すると、なんと最初の300円でゲットできた。こういう成功体験がいけない。もう1個取っちゃろうと欲かいて、さぁ、その後いくらつぎ込んだかは内緒。

移動販売のたい焼き屋が、近所にやって来る今シーズンの最終日。これはどうでも行かねばならぬ。なんとなれば、ここのたい焼きは一丁焼き、天然物。あちこちにあるチェーン店の養殖物とはまるで別物。食べられるうちに食べておかねば。って、まー、天然物の常設店が近場にないわけではないのだが、味はここのがダントツなんで。

孫のベビーカーデビュー。またも息子(育休中)は買い物だとかジムだとかで、レミちゃん(仮)ひとりでうちを目指してやって来る。旦那の実家になんか行きたくない、まして夫抜きなどとんでもない、なんて話がいくらもある中、なんと喜ばしいことであるよ。語尾が表すのは詠嘆。舅殺しの嫁ってか。

久々に本厚木まで観に行った映画は、「劇場版 再会長江」。劇場版というからには他のバージョンがあるわけで、長尺のWEB版をすでに観ていた。6300キロに及ぶ長江の最初の1滴をめざしつつ、10年前の知己を訪ね歩く、日本人監督によるドキュメンタリー。中国人が知らない中国の姿を、日本人に教えられると評判らしい。

何度観ても心震えるのは、チベット族のかつての少女、茨姆(ツームー)との交流だ。無垢な彼女が10年かけてかなえた姿、そして確かにあった淡い恋心。この作品、日本では50館程度なのだが、中国では11000館での上映というから驚く。どんだけ映画館あるんだよ、どんだけ映画人口いるんだよ。つうか、どんだけ先進国なんだよというべきか。

かつてのぼくの職場、の親会社は、中国の巨大工場を買収し、これは早晩ニッポン太刀打ちできんくなるでしょうと思っていたら、きっちり見放されましたとさ。ぼくが退職してからたった2年で。うむぅ。まー、そんなこんなで中国には、いろいろ思うところがあったりなかっ……、ないわけがない。