8月3、4、5週顛末

息子宅でたらふく食べて一挙に増えた体重を、戻すのに10日ほどもかかってしまった。夜ごと韓国ドラマを見ながら、あられ、煎餅の類いをばりぼり頬張ってしまうぼくは、せっせとジムに通うことでどうにか体重を増やさずにいる。そんなジムへ、お盆休み3日に加えて台風だの韓国語教室だのが重なって、5日続けて行くことができなかった。そりゃあ太るわ、減らないわ。と、それが8月の第3週。

そして第4週。
前の週に夕食を共にしたばかりのレミちゃんが、少し涼しいからとキン坊抱いての散歩ついでに我が家に立ち寄る。頻繁に孫の顔を見せに来てくれる、なんと心優しい娘であろ。先日贈った鳩サブレー缶のことをいろいろ調べたらしく、ひとしきり盛り上がる。キン坊はというと、たどり着いた途端におねむ。遅れて息子も顔を出し、ちょっかい出すも起きず。まー、寝る子は育つ。

翌日は、マダムと共にミュシャ展開催中の市の美術館へ。写真撮影OK、SNSへも上げてくりゃれというのがなんだか今風。LINEで友だちになったら併設のカフェにてソフトドリンク1杯無料、とまではさすがにいかない。
ここから息子宅は目と鼻の先だが、昨日の今日なので遠慮して、恒例の黒糖茶房でかき氷。沖縄ぜんざいというのを食す。貸し切り状態となったぼくら夫婦は、この日最後の客だったもよう。

第5週。
これまで週3日だったのが、この週からは4日勤務となった。あまりいい顔を、息子はしない。娘(嫁とは呼びたくない思いが強い今日この頃)もちょっと心配そうだ。韓国では60過ぎた親を働かせているというのは胸を張れない状況らしい。ホームドラマを何本か見ていると自ずとわかる。うちの息子はパンクロックが好きなくせして、妙に保守的、伝統を重んじるところがあって、親の方がよっぽどいい加減でパンクやんと常々思ってきたのだが、今回も韓国人みたいなことを言う奴だなとマダムと笑う。

まー、でも、たった週に4日のことで、トータルしても20時間にも満たない。健康なんだから、働いておいても罰は当たるまい。社会との接点はやはり必要だと思う。オフの時間もより輝くというものだ。大丈夫。父は仕事を楽しんでいる。痛いところもどこにもないぞ。母はいつもどこか痛がっているが。わはは。いたわるのなら母にせよ。でもって、会えない日には写真を送れ、キン坊の。夜ごと母は待っている。実は父も。

それにしてもこの8月最後の週は、やれ台風だ、やれ大雨だと、心安まらない日々だった。そんな中、地元海岸ではaikoのライブが敢行された。昔はシークレットライブだとかいわれたものだが、今や秘密でもなんでもない。中止の発表があるんだかないんだか、やきもちする人はさぞかし多かったことだろう。雨やんでよかったねぇ。開催できてよかったねぇ。風向きのせいで、後半はウチまで音が響いておったよ。