予期せぬ日曜日の仔細

日曜日は秦野たばこ祭でよさこい見物。
贔屓の「よさこい魂 和(と書いてアイと読む)」や「聯(れん)」の演舞を、小田原で見たばかりだけどまた楽しむ。とことん楽しむ。

と、そんなつもりでいたところ、土曜日の夜、しかも11時を回った頃に息子から「明日暇だったらレミさんの買い物につきあってあげて」とのライン。彼は日曜、遅番ながら仕事なのだ。

なんでもレミさん、服を買いに行きたいのだと。試着する間、キン坊を見ていてほしいのだと。まー、妻ひとりつきあえば事足りるのだろうが、だからといってぼかぁ出かけてしまっていいものか。

それはやっぱりいかんだろ。というか、レミさんキン坊と一緒にお買い物というのは十分魅力的な話である。ほんのしばしの葛藤の後、「行っておいでよ」と言う妻に、明日はぼくもつきあいますと宣言して就寝。

明けて日曜。駅ビルでレミさん親子と待ち合わせ。駅向こうの商業施設に向かう。洋服を選ぶ母親と別れた後も、キン坊はあちこち指差しにこにこしている。妻とも別れ、祖父ひとりにベビーカーを押されていてもなお機嫌がいい。

母と祖母の戻りをガチャガチャコーナーで待つ間も、何を回し何が出てくるわけでもないのに興味深そうに見ている。祖父はアンパンマンのカプセルトイを見つけ、キン坊の手を添えて回してみる。落ちてくるカプセル。開けると出てくるアンパンマン。キン坊、初めての体験。うっきーとか言っている。……言ってないか。

皆が買い物を終え、再び駅ビルまで戻る。そこで解散のつもりで、先日ゲットしたクレーンゲームのぬいぐるみを渡すと、キン坊はそれを抱きしめ、頬ずりしたり。4回チャレンジして取った甲斐があったというもの。やっぱ、孫でしょ。よさこいより。

と、このままお家に遊びに行っていいですかとレミさん。
あかんわけないやん。そら、ええに決まってますやん。
やっぱ、息子の嫁やん、よさこいより。
断然、娘やん、よさこいより。

揃って帰宅後スマホを開くと、インスタのストーリーズにこんなん出ました。

「和(アイ)」のSNS担当、とても優秀、すごくマメ。
大好きだ。来月の横浜よさこい、絶対行くから。