横浜よさこい、2日目みなとみらい定点踊り

横浜よさこい2日目の会場は、みなとみらい地区の4か所。すなわち、象の鼻パーク波止場会場、開港の丘メイン会場、新港合同庁舎会場、新港中央広場会場。

行き来するにはちょっと距離あるが、とりあえず前日と同じく根岸線関内駅から歩く。逆に横浜スタジアムの方向いて。途中、横浜公園。あぁ、チューリップ撮りに来たなぁ、猫いたなぁ、桜撮りに来たなぁ、また来たいなぁ。いろいろ思い出しながら、銀杏匂う日本大通り。

はたと気づく。関内から歩かなくても、みなとみらい線日本大通り駅あったじゃん。歩くの半分でよかったじゃん。デートといえば関内周辺だった40年ぐらい前から、ぼくの脳内路線図はアップデートされていない。中華街だと石川町から歩こうとするし。みなとみらい線、できて何年たったと思っている。

などとぼやきつつ波止場会場を素通りし、まずはメイン会場から見ることに。この日も最初のお目当ては「Dance Company REIKA組」。表情の作り込みが素晴らしく、いつ見ても、何度見ても、しなやかで最高に格好いい。その後、前日の流し踊りには不参加だった「よさこい魂 和」まで見て、合同庁舎会場まで移動。

ここまで来ると、赤レンガ倉庫は目と鼻の先。フードフェスティバル開催中だとかで、人出はそちらの方が多い。というような集客力であっても、途中から移動してきた者にはこの会場での場所取りは困難だった。しかもちょうど目の前の女性が椅子の上に立つという暴挙。隙間からかろうじて学生チームだけ見て退散。

先にある中央広場会場まで出張る気はすっかり失せて、波止場会場に戻る。ここでも「REIKA組」、「和」、そして「疾風乱舞」を見るつもり。早々から出向くそのわけは、目当てのチームを見終えたら移動する人が必ずいるので、少しずつ前列ににじり寄ってのよき場所確保。

この間、曲のよさともあいまって胸を熱くさせる「旅鳥」、いかにも学生らしい自由で元気な演舞の「東京理科大学Yosakoiソーラン部」、大人と子供でウキウキな「大福」といった初めて見るチームに大いに楽しませてもらう。


ここまでほぼ立ちっぱなしで腰には違和感、気温もだんだん下がってきた。どうしようかと決めかねながら再びメイン会場。数チーム後に、あの「濱長 花神楽」である。前日に衝撃を受け、帰宅後あれこれ検索して知った。別格だわ、これは。一見で魅了されて当然だわ。

結局、「濱長」を最後にぼくは帰ることにした。これを見たらもうお腹いっぱいになってしまった。堪能した。各会場の演舞はまだ2時間残っているが、これ以上は欲張りすぎだ。つうか、腰が重い。寒いし。あと、一抹の不安。ぼくの目は一気に肥えてしまった。この先、他のよさこいチームを見ても大丈夫か。

1週間が過ぎた。まだ楽しい。自分や、他のもっと上手な人たちが撮った写真を見てはにやにやしている。見ることができなかった他の会場、他のチームの動画を見てはわくわくしている。「濱長」でなくても大丈夫なことはわかった。

そして、早くも来年が待ち遠しい。今度はあの場所のあの角度から撮ってやろうと思っている。あのチームも見てやろうと思っている。なんて楽しいんだ、よさこい。でも、踊る側だときっともっと楽しかったと思う。鳴子、買おっかなー。

「濱長」、どんだけ凄いか、これ見ておじゃれ。