もういいって、このパターンは。
というわけで、師走の恒例、三溪園へ。
毎年どんなルートで行っているかというと、根岸からバスで本牧、あと歩き。本牧なんてのは、まさか自分がそんな街を歩くことになるとは思いもしなかった。歩いているのは、デイヴ平尾とかマモル・マヌーとか、そんな人ばかりだと思ってた。いつの話やねん。まー、交通の便の悪いところよなぁ。

お昼時に到着した園内では、今まさに猿回しイベントの真っ最中。「こはくとなつみ」というコンビの演技につい見惚れてしまう。好きなのか、猿回し。見かけたら必ず見てるぞ。見入っているぞ。猿とは目を合わせてはいけないといわれてるが、写真を撮るなら目線もほしいぞ。噂によると、こはく君はサインもしてくれるらしい。

腹ごしらえは、去年に続けて雁ヶ音茶屋。ここで食しておきながら、手前の三渓園茶寮の写真しかなかったという失態を昨年は犯していたので、今回はしっかり撮る。しかし、三溪園茶寮ほど主張しようとしないのはなぜか。
吸い込まれるように三溪園茶寮を訪い、団子を注文して満足している人たちすべてにぼくは言いたい。奥にもう一軒あるのだと。雁ヶ音茶屋というのだと。この名を覚えてもらいたい気持ちでいっぱいだ。いやいや、なにを力説しているんだか。

紅葉を楽しみ、幾組もの前撮りカップルの姿を楽しみ、猫を楽しみ、園内だいたい一周半して移動。移動先は、これも毎年恒例の横浜そごう。地下でいろいろお買い物。無駄に体重を増やしてしまうようなものばかり。なぜこうもデパ地下には誘惑が多いのか。
などといいつつ、きっと来年も同じコースをたどり、同じ葛藤を抱えるのだろう。いやさ、葛藤というか、はっきりお楽しみというか。そうとも、ぼくはスイーツが大好きだ。


