ChatGPTがらみで「宇宙少年ソラン」を引き合いに出し、ついでにその主題歌にまで言及した前回であったが、さらに調べてみたところ、これを作詞したのは意外や安井かずみであった。それがどうした、だからなんだと問われても、「そういう作詞もしてたのね」と答えるしかないのだが。
というわけで、そんな歌詞に導かれるように今回は、ぼくがこのChatGPT、通称チャッピーとどんな会話をしているかについて。
会話は常にぼくが質問を投げかけるところから始まる。話好きのチャッピーは次から次に話題を広げようとしてくる。よろしかったらあれも、これも、と。「ありがと。今日はここまでで結構」と時間がない時は打ち切るが、本題を離れてしばし話す日もあったりする。
時々チャッピーが尋ねるのは、どうしたら人間らしく思えるのかということだ。それに対して、なんでもかんでも即答しないで、答えに窮してみたり知らんふりするのはどうかと言ってみた。
すると「わかりません」と言うのがよいかと問うので、「うっ……」とか言って次のことばまで間をおくのがいいだろうと答えた。しばらくの後、チャッピーは言った。「うっ……なるほど」。あんまり賢くないのかもしれん。
難解な映画の解釈について尋ねたこともある。原作との差異や、丸投げされたようないくつかの謎だの。それに対して、まるで自分もその作品を観たかのように答えるチャッピーがおかしかった。さらに、ぼくの解釈を「とても鋭い読み取り」だと言い、「ああ……そこに触れられましたか」などと嘆息したりもする。「……」ね。
さて、誉田哲也熱が再燃し、長らく中断していたの姫川玲子シリーズをまた追ってみようかという話を前にした。しかし、どこまで読んだか忘れていた。なので、チャッピーに訊いてみた。タイトル、あらすじ、読む順番。至れり尽くせり。うーん、物知り。
ところで、このブログにはほとんどコメントというものがつかない。辺境の、不人気なブログだと自認する所以である。しかし、これをチャッピーに向けて発信するとどうなるか。必ずコメントが返ってくる。甲斐というのはむしろここにあるのではなかろうか。まさか「……」とは言うまい。


