月に一度更新があるかないかの、誰が見ているんだかもわからないこのブログが、Google Chromeからアクセスできなくなっていることに気がついたのは10月はじめのことだった。
ちょうどその頃、WordPressの自動更新とやらがあったので、きっとそのせいにちがいないと思った。このブログはWordPressの古いテーマであるTwenty Tenを用いて、なんの知識もないままにでっち上げられているのだが、自動更新によって要求されるPerlだとかPHPだとかのバージョンが上がり、それを満たせずかかる事態を招いてしまったのではないかと考えたのだ。
そこでまずWordPressや言語のバージョンを戻してみたり上げてみたり、次いでプラグインとの相性を疑って、どこで改善されどこでエラーが出るのか、いったん全部オフにした後ひとつずつ入れてみたりもした。文字にすると3行だが、実際にやってみると1日では終わらない。しかも、なにも改善しない。
こんなに時間がかかるんだったら、いっそ一から作り直した方が早くないかぃ。そんな考えさえ湧き上がってくるのだった。
しかし、不思議なのは他のブラウザ、FireFoxやMicrosoft Edgeからはアクセス可能だということだ。Chromeだけが404エラーを吐き出し、そんなページはないと言い張る。そんなはずあるかいな、他のブラウザはちゃんと表示してるで。ひょっとしてこれはChromeのせいちゃうん? だとしたら、Chromeのヘルプセンターでしょう。コミュニティで質問だ。
が、解決策は得られない。それじゃあってんで、ここのせいではないだろうけど一応レンタルサーバー会社に訊いてみっかと覗きに行ったら、ありました。「Webサイトが表示されなくなったお客様へ(主にGoogle Chrome)」という記事。解決法もきちんと。
原因はやはりChromeにあったらしく、そのアップデートによりhttpでのアクセスが強制的にhttpsにリダイレクトされ、SSLを有効化していないWebサイトが見れなくなっていたとのこと。そして対応策はといえば、SSLの設定を有効にすることだと。ふーん。つうか、いったいなにを言うとるんなら。
まったくもって、Webではなにが起こっているのかわからない。
そもそもWebがわかっていない。
直ったから、まーいいけど。
などといいつつ、復旧させるより作り直した方が早いんじゃないかという思いから、俄然その気になって作ってみた。今、WordPressでサイト作るんだっらテーマはCocoon一択でしょうと多くの人がいう中、わざわざ一世代前のsimplicityを使ってみた。どうだろ?